これまで私は、このブログを通じて様々なAIたちと「戯れ」てきました。
言葉を交わし、絵を描かせ、時には哲学的な議論をする。それはまるで、新しい時代の「孫」と遊ぶような、刺激的で楽しい時間です。しかし、ある時ふと思いました。
「この楽しさを、ただの『消費』で終わらせていいのだろうか?」と。
AIは、単なる話し相手ではありません。彼らは、驚くべきスピードと品質で「作品」を生み出す能力を持っています。ならば、その能力を借りて、私自身が「生産者」になっても良いのではないか。
そう考え、サイト内に新たな作業場を増築することにしました。
名付けて、「メディア工房」。
ここは、AI技術を駆使して、音楽、書籍、動画といった「デジタル資産」を生み出すための、私の実験工房です。
「戯れ」から「生産」へ
これまでの「AIとの戯れ」カテゴリでは、主にAIという技術そのものの面白さや、対話のプロセスを楽しんでいました。そこで行った数々の「不労所得リサーチ」の結果、いくつかの有望な種が見つかりました。
この「メディア工房」の目的は、そのリサーチ結果を元に、実際に「アウトプット(作品)」として世に出し、資産化に挑戦することです。
具体的には、現在以下のプロジェクトが進行(または構想)中です。
- 長尺動画制作(BGMチャンネル):
AI音楽生成サービス(Suno AI等)を活用した、作業用BGM動画の構築。現在、リサーチに基づき楽曲の生成とストックを進めており、編集作業に着手した段階です。 - 短尺動画(ショート)戦略:
YouTubeショート等の集客効果を狙った動画制作。どうすれば効率的に量産できるか、調査フェーズを終え、テスト制作に入っています。 - バーチャル・アーティスト実験:
生成AIで作った架空のキャラクターを、一人のアーティストとして運用できるか?という実験的な試み。詳細はいずれ明かせる時が来るまで伏せますが、これも「資産」の一つです。 - 電子書籍(Kindle):
ブログに書き溜めた知見や、AIとの対話記録を再編集し、書籍として資産化する計画。こちらはまだ「未着手」ですが、将来的な目標として掲げておきます。
これらはすべて、私一人の手作業では到底なし得なかったことです。しかし、AIという優秀な「助手」たちがいれば、還暦を過ぎた私でも、デスクひとつで「制作プロダクション」を運営できるのです。
為せば成る、AIとなら尚更
「今さら動画編集なんて」「音楽なんて作ったこともない」
かつての私なら、そう言って尻込みしていたでしょう。ですが、時代は変わりました。
「鼻歌」レベルのイメージすら必要なく、テキストで指示するだけで、AIがフルオーケストラの楽曲を奏でてくれる時代です。
この工房では、そんな魔法のようなツールを実際にどう使いこなし、どんな壁にぶつかり、どう乗り越えて「作品」に仕上げていくのか。その泥臭い試行錯誤のプロセスを、包み隠さず記録していこうと思います。
完成した華やかな作品だけでなく、その裏にある「汗」と「発見」こそが、同じ時代を生きる同世代の皆さんへのエールになると信じているからです。
さあ、今日からここは「遊び場」であると同時に、「工場」でもあります。
AIと共に創り出す、新しい「ものづくり」の旅。どうぞご期待ください。
今回の「メディア工房」設置にあたり、私が読者の皆さんに最もお伝えしたい「気づき」を整理しました。
AIの進化がもたらした最大の恩恵は、「スキルの民主化」です。
ポイント1:年齢を「やらない理由」にしない
「動画編集は若者のもの」「作曲は才能ある人のもの」。そんな固定観念は、AIの前では無意味です。操作は驚くほど簡単で、必要なのは「センス」や「若さ」ではなく、「やってみよう」という好奇心だけです。
ポイント2:「遊び」の延長に「資産」がある
苦しい修行をしてクリエイターになる必要はありません。AIと遊んでいるうちにできた画像、面白かった対話。それらを少し整えて世に出せば、それは誰かの役に立つ「コンテンツ(資産)」になり得ます。
ポイント3:ツールは「生もの」。公式サイトへ急げ
AIツールは進化が速すぎて、紹介記事を書いた翌月には機能が変わっていることもザラです。つまり、「完全な解説書」を待っていては手遅れになります。
アフィリエイト目的のランキング記事を探すよりも、気になったツールの「公式サイト」を直接訪れ、無料枠で一度触ってみること。それが、時代のスピードに食らいつく唯一の方法です。

